「電子化すると楽になる」とは言われるものの、実際にどれだけ時間が減るのかは、はっきり示されることが少ないです。そこで、私たちがペーパーレス化支援で立ち会った会社の作業を、工程ごとに分けて数えてみました。
モデルは、従業員5人、月に見積書20通・請求書30通を出している会社です。数字は現場で測った平均をもとに丸めています。
紙で出していたときの6工程
工程 | 1通あたり | 月50通 |
|---|---|---|
作成(Excelのひな形に入力) | 6分 | 5時間 |
印刷・押印 | 2分 | 1.7時間 |
封入・宛名 | 3分 | 2.5時間 |
郵送(投函・切手管理) | 1分+月2回の郵便局 | 1.5時間 |
控えの保管(ファイリング) | 2分 | 1.7時間 |
過去分の検索(月3〜5回) | 10分 | 0.6時間 |
合計で月に約13時間。担当者が週に3時間、請求まわりだけに使っている計算です。年間では約155時間になります。
クラウド発行に変えたあと
freee請求書やマネーフォワード クラウド請求書のようなサービスに切り替えた場合です。
工程 | 1通あたり | 月50通 |
|---|---|---|
作成(取引先と品目を選ぶ) | 3分 | 2.5時間 |
送付(メール送信ボタン) | 0.5分 | 0.4時間 |
印刷・封入・郵送 | 0 | 0 |
控えの保管 | 自動 | 0 |
過去分の検索 | 1分 | 0.1時間 |
合計で月に約3時間。差し引き、月10時間、年間120時間が浮きます。作成が半分になるのは、取引先や品目を毎回打たず、前回の請求書を複製して数字だけ変えるからです。
紙で郵送したい取引先が数社残っても、サービスから郵送代行を頼めるので、自分で封入する作業はゼロにできます。
時間以外に減るもの
- 郵送費:50通×110円で月5,500円、年間6万6,000円
- 印刷・封筒・インク:年間1〜2万円
- 入金確認の手間:入金ステータスがサービス上で分かるので、通帳と照らし合わせる時間が減る
- 転記ミス:請求書の金額と会計ソフトの数字が連動するので、二重入力がなくなる
費用と回収期間
クラウド請求書サービスは月額1,000〜3,000円。BULLCOM DXのペーパーレス化支援は110,000円(税込)からで、サービス選定・初期設定・取引先データの移行・保存ルール・操作説明を含みます。
浮いた120時間を時給2,000円で見ると年間24万円、郵送費と合わせて約30万円。初年度の途中で回収できる計算です。しかも2年目以降は毎年同じだけ浮きます。
まとめ
- 紙の見積・請求は、月50通で月13時間かかっている
- クラウド発行にすると月3時間。年間120時間と郵送費6万円が浮く
- 導入費用は初年度で回収でき、2年目以降はそのまま利益になる
御社の通数と工程で計算し直すと、もっと具体的な数字になります。今の請求の流れを教えていただければ、その場で概算をお出しします。
